やわらかな光 闇の中であるが故に
抗い続けた春の風に
吹かれてみようか
この街に流れる旋律が
途切れ途切れに今日をつないで
迷いながら ためらいながら
この手を放した
耳を塞いだら 残された鼓動の
つぶやきが
聞こえた
このソラの色は
君にも見えてるんだろう
傷ついて 抱き合って
嘘ついて 失って
移り変わっていく季節が
置き去りにした 遠ざかる記憶
ビルの間埋もれていった
霞むランドマークが揺れる
人混みの中で震えている
それでもまだ 信じてたいんだ
綺麗事って笑われたっていいや
ほころび始めた 小さなつぼみが
少しこわいけど
息を吹き込んで
片方じゃ架けられない
かき消されてしまう
見過ごしてしまう
だから この手から
大きな弧を描こう
このソラの色は
君にも見えてるんだろう
近づいて 放して
振り向いて 踏み出して
このソラの色は
君にも見えてるんだろう
泣いたり 笑ったり
つまづいて 見上げて
このソラの 向こうへ
つないで
まだ見ぬ 未来の君へ