呼んでいる
ゆっくりと
胸の扉を開く
薄暗い道
一歩進むたび
ランタンに火が灯って
道ができていく
魂の明かりを追って
また一歩進む
あたたかな闇に包まれた
細い一本道
大地に発現した
数多のエピトープ
姿を変え 形を変え
時を超えて
大きなうねりを創造する
巨大な螺旋は夜行列車
無辺の夜空を
どこまでも
分かたれた天と地は
紺碧に染まってひとつになる
くるくる回る キラキラ光る
戯れる猫の
ビー玉の瞳
見上げた空はひとつ
踏みしめる大地はひとつ
胸の奥のその先は
銀河のプラネタリウムに
繋がってる