夢のランドマークが立ってる
極限まで膨張した
シャボン玉の中で
浮かんでは 消えていく
憧れのショーウィンドウ
ブラウン管の中のときめき
いつか見た 映画みたいに
まどろみながら
一歩ずつ 階段を昇る
キラキラの宝石箱は
とても 重い
眠りと覚醒の狭間
時折視界の片隅に垣間見た
一本のレール
その上で繰り返された
自作自演
その決壊
誰にかっこつけて
どこに向かってるの
隠しきれないほど
息苦しいほどに
鮮やかで
残酷なほどに 透明な
掴みどころの無い
無限の青の中で
あなたを待っている
私を待っている