指切りしてもつかんでも
キリがないのは、
いのちがたったひとつで
存在してるから。
漆黒の空にふっと明かりが灯って
道ができることがある。
あたしはその道を歩いてる。
だけどそのことに気付いていない。
永遠の空間に
ひとりぼっちで佇んでいる
無数の星のひとつひとつが
この空だったなんて。
そのひとつひとつを紐解いた時、
この道につながっている。
ぼんやり浮かんだ灯を追って
あたしは歩いている。
ふいに後ろを振り返る。
その時、
奇跡に出会った気がして
涙色の流星が降ってくる。
ひとりぼっちの星が
あったかい闇に溶け込んで
どこかの星と
つながる瞬間。